新潮社から送られてくる 文藝情報誌「波」の中で見つけた本。
もう数ヶ月前になりますが。
伊与原新「月まで三キロ」が素晴らしいです。
本も映画も音楽も 人そして社会のあり方が溢れている。
そんなにそんなに人に寄り添い(もちろん大切なこと)すぎることに
いささか疲れてしまいます。
人が あたかもこの世の中心であるかのように
節度なく生きることを見せられるのもつらい。
私たちは もっと大きな世界の中で生きている のに。
この本、ロングセラーになっているそうです。
淡々とした文章であり物語なのに突然
こみあげてくる涙をおさえられない、という気持ちになる
是非!
大貫妙子